ソフィア〜ヴァルナ間の幹線上のバラの谷で、一番大きな町、カザンラクとはバラを加工する時に使う「銅の釜」を意味し、バラ産業の中心地。ここで催されるバラ祭りには、ヨーロッパ、日本からもたくさんの観光客が訪れる。バラ博物館では、バラ香油の製造過程の写真や、蒸留釜などが展示されている。
紀元前4世紀後半から紀元前3世紀のものとされる、トラキア人の墓があり、世界遺産に登録されている。1944年に防空壕建設中に偶然発見され、その後精巧なレプリカが忠実に再現されて、見学することができる。内部はフレスコ画で、戦闘場面、葬送儀式の様子が数種類の色使いで描かれている。
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