カザンラク

バラの谷の一番大きな町
Kazanlak / Каэанлък

 
 バラ博物館

ソフィア〜ヴァルナ間の幹線上のバラの谷で、一番大きな町、カザンラクとはバラを加工する時に使う「銅の釜」を意味し、バラ産業の中心地。ここで催されるバラ祭りには、ヨーロッパ、日本からもたくさんの観光客が訪れる。バラ博物館では、バラ香油の製造過程の写真や、蒸留釜などが展示されている。
紀元前4世紀後半から紀元前3世紀のものとされる、トラキア人の墓があり、世界遺産に登録されている。1944年に防空壕建設中に偶然発見され、その後精巧なレプリカが忠実に再現されて、見学することができる。内部はフレスコ画で、戦闘場面、葬送儀式の様子が数種類の色使いで描かれている

 トラキア人の墓
 墓の天井の壁画
 墓の天井の壁画
  
2008年6月
バラ博物館は小さいが、ガイドからバラ作り、バラ油の作り方や、使い道を聞き、良く分かった。「ミス・バラ嬢」の写真が貼ってあり、彼女達は姉妹都市の福山に来るそうだ。
トラキア人のフレスコ画はすばらしい。紀元前4世紀の絵とは思えない。葬送の儀式で、夫と妻の別れが、悲しげに美しく描かれている。トラキア人は一夫多妻制で、夫が死ぬ時一番愛された妻は毒を飲み、お供するそうだ。馬達が人間と同等に、美しく生き生きと描かれている。この時代馬は動物以上ので、人間のパートナーだったと考えられているそうだ。
その後ガイドのお薦めの店に行き、お土産のバラ石鹸や香水を買った。
 土産物店
 買ったお土産
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